NHK -【ライブ配信】東京2020パラリンピック競技大会 放送 2021年8月25日

《詳細》東京パラリンピック開会式 大会は9/5までの13日間


██████████████████████████████████


ライブ配信:https://www.accesstv.co/tokyo-paralympics/


ライブ配信:https://www.accesstv.co/tokyo-paralympics/



██████████████████████████████████




新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京パラリンピックは24日夜、国立競技場で開会式が行われ開幕しました。感染拡大が続く中、障害のため重症化のおそれのある選手もいる大会を安全に開催できるかどうかが大きな課題となります。


1964年の東京大会以来、世界で初めて同じ都市で2回目の開催となる東京パラリンピックの開会式は、午後8時からメインスタジアムの国立競技場で無観客で行われました。

開会式のコンセプトは「WE HAVE WINGS」で、パラアスリートの姿は誰もが逆風に立ち向かう「翼」があることを気付かせてくれるという思いが込められています。


開会式には一般からの応募で選ばれた障害がある人など、さまざまな年代の人たちがそれぞれの特技を生かしたパフォーマンスを披露し、共生社会の実現というパラリンピックの理念が発信されました。

このあと、先頭の難民選手団に続いて世界の各国と地域の選手たちが日本語の50音順に入場行進しました。


開催国の日本選手団は最後に登場し、旗手を務める卓球の岩渕幸洋選手とトライアスロンの谷真海選手に続いて、およそ200人が入場しました。そして天皇陛下が開会を宣言され161の国と地域、そして難民選手団による史上最多のおよそ4400人の選手が参加して22競技で競う大会が開幕しました。クライマックスでは聖火リレーの最終ランナーとして今大会の車いすテニスで金メダルを目指す上地結衣選手がボッチャとパワーリフティングの2人の若手選手とともに太陽をモチーフとした聖火台に点火しました。


東京パラリンピックでは感染防止のためすべての会場が原則として無観客となった一方で教育的な意義を重視して学校連携観戦チケットによる子どもたちの観戦が認められています。


また、障害や基礎疾患のため新型コロナウイルスに感染すると重症化のリスクがある選手も参加することから、感染の封じ込めを徹底して大会を安全に運営できるが最大の課題となっています。

長野パラリンピック、アイススレッジ・スピードレースの金メダリストのマセソン美季さん、陸上競技でパラリンピックに7回出場し、11個のメダルを獲得した尾崎峰穂さん、レスリングで女子個人として史上初の4連覇を達成した伊調馨さんなど6人が国旗を運びました。


聖火は、車いすテニス女子の上地結衣選手と東京大会には出場しないボッチャの内田峻介選手、そしてパラパワーリフティングの森崎可林選手の3人によって太陽をモチーフにした聖火台にともされました。

そして会場には花火が上がり開会式はおよそ3時間で終了しました。


会場ではパラリンピックの聖火リレーの映像が流されたあと、“太陽のダンサー”が踊りを披露しました。太陽のダンサーをつとめたのは、義足の俳優、ダンサーとして活動している森田かずよさん。風を受けた炎を表現したという伊藤佐智子さんが手がけた鮮やかな赤色の衣装で登場しました。


会場には派手な光に包まれたトラックが登場。荷台の部分からはギタリストの布袋寅泰さんをはじめ、視覚や手足に障害のあるギタリストなどが現れ、4人で迫力あるロックを演奏しました。

会場では翼が片方しかない少女、「片翼の小さな飛行機」を主人公とした「翼」をテーマにしたパフォーマンスが行われました。

「片翼の小さな飛行機」を演じたのは13歳の和合由依さん。先天性の障害があり、演技経験はありませんでしたが「今まで出会えた人たちに今の自分を見てほしかった」という思いでオーディションに参加し、主人公に選ばれました。


すべての選手団が入場したあと会場は暗転。色とりどりの光の“風”が旋回して混ざり合い、重なりあって新しい色と風を作り上げていく様子が表現されました。そしてアスリートたちの健闘を願って参加選手団の国旗の色をモチーフとしたカラフルな花火が打ち上げられました。日本の選手団が最後に入場しました。旗手を務めたのはトライアスロンの谷真海選手と卓球の岩渕幸洋選手。これまでで最も多い254人の選手が出場します。選手たちが着た赤と白を基調としたユニフォームは、今大会、初めてオリンピックと統一されました。